緑瞳の黒猫と積善と

$7.50

A5版、104ページ。
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猫人研究所雑誌 第2号(2023年10月)。本号は、東京・中野駅南の産業振興センターと中野バプテスト教会の地を舞台とする近代歴史短編小説。巻末に執拗なまでに調べあげた解説と、150件超の資料リストつき。

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説明

猫人研究所雑誌 第2号(2023年10月)。

 猫には必ずつむじがある、証明せよ  ———  先生の不思議な導きで純粋数学に惹かれていく少年。しかし少年の祖父は、将来「家」のため能力を悪用する者となす教育を施していた。明治のキリスト者だった祖父。医師で中野の旧家唯一の末裔だった先生の秘密。ケヤキのお屋敷のひとたちはどこ? 教会の古民家に居たのはだれ? ……

東京・中野駅南の産業振興センターと中野バプテスト教会の地を舞台とする近代歴史短編小説。巻末に執拗なまでに調べあげた解説と、150件超の資料リストつき。
  ———  本書「裏表紙」より

目次
第1章 猫には数学的に必ずつむじがある
 隣人
 黒猫
 声
 屋敷とその離れと
 ケヤキ
 祖父
 母
 ブローウェルの不動点定理
 ケーニヒスベルクの橋の問題
第2章 生きたねこと死んだねこは両立する
 帰京
 床の間の積善之家
 相生
 シュレディンガーのねこ
 ツェルメロの整列可能性定理
 ライカ
 旅館
 中央線
 決裂
第3章 ねこの額
 土地
 いちごジャム
 桃園
 犬囲い
 物納
 料亭
第4章 ねこの目
 ハスカップ
 末っ娘
 婚儀
 墓所
 傷痕
 侵入者
 慈善
 終幕
登場人物について		80
解説			82
参考資料			96

追加情報

重さ 191.5 g
サイズ 210.00 × 148.00 × 7.15 mm